いつか合気道の道場を設計したい
建築家のブログ

category

-2013.10.16-

ブルーノ・ムナーリ

2008/6/1 再掲です。

brunomunari

滋賀県近代美術館で行われているブルーノ・ムナーリ展に行ってきました。

 ブルーノ・ムナーリ(1907-1998)は、絵本の制作、グラフィックやプロダクトのデザイン、絵画や彫刻、実験映像から子どものための美術教育と、多岐にわたる分野で活躍し、独創的で、夢とユーモアにあふれた作品を世に送り出した、イタリアのアーティストです。

役に立たない機械、奇想天外なしかけ絵本、テキストのない読めない本、おしゃべりフォーク、旅行彫刻等々約300点以上の作品で構成されています。子どものような旺盛な好奇心、自由で柔軟な発想、豊かな創造力、そして人間と自然にたいする暖かな眼差を感じさせます。

実際、手にとって遊べる展示コーナーでは子供が夢中になって遊んでいました。(私も混じって夢中になっていました・・・(笑))

建築を考える時の私の発想とシンクロする部分があったり、最近気になる言葉の意味を無くしてコミュニケションを図るような方法とか、表現が詩的であるとか、興味深くじっくりと見たかったのですが、二人の子連れとしては、右目で子供の行動に目を光らせながら左目で作品を見るという、非常にストレスフルな鑑賞となりました。

建物を出るとアプローチや背後の山は新緑が非常にきれいで思わず遠望視で目を休める私でした。